6月から始まった車イスリハビリ。
脚の先生の時だけじゃなく、腕のイケメン先生の時も車イスでリハビっているのです。
このイケメン先生、去年末に彼女と別れ、心に傷を負っていたのです。
イケメン先生はイケメンなので看護師さんにも大人気なんです、若い看護師さん全員を魅了していると言っても過言じゃない気がします。
なのですぐに彼女が出来そうなのですが、シャイなので自分から女性に話しかけたりしないのです。
ワタシと同じ。
で
今まで寝たきりだったワタシが車イスで廊下を走る姿を見て看護師さん達が応援してくれるのです。
で
まれにワタシのマドンナとワタシがファンになった看護師さん(以後T看護師さんと記述)とすれ違うんです。
で
すれ違う時、イケメン先生に
「今の看護師さんがワタシのマドンナなんです」とか
「今の看護師さんのファンなんです」って言ったんですね、
そしたらイケメン先生、T看護師さんと以前エレベーターで一度だけ一緒になった事を覚えていたんです。
会話はしなかったらしいけど覚えていたんです。
おやおやおや?
一度だけ一緒になった事を覚えていたっつー事は興味があるって事では?ってワタシは思った訳なんです。
ワタシの老婆心がふつふつとー。
で
イケメン先生に了解を得てT看護師さんに話して見たんです「イケメン先生が覚えてましたよ」って。
するとT看護師さん、恥ずかしそうにしながらもちょっと食い付いて来たんです。
そりゃ相手はイケメンですからね。
でも
看護師さん達のあいだでイケメン先生の事を「チャラ男」ってあらぬウワサが立っていたんです。イケメン過ぎも大変です。
その事を心配しているT看護師さん。
ワタシはイケメン先生がシャイな優しい好青年だと教えてあげたんです。
ワタシの誕生日に「おめでとうございます」を言うためだけに来てくれた事とかを。
そしたらT看護師さん「イケメンで優しいなんて完璧じゃないですか」っつって、仕事中なのに顔がプライベートモードに。
で
イケメン先生に、彼女に声をかけてあげて下さいって言っても「えー、きっかけがないですよ」とか言って照れるばかり。
なので彼女にイケメン先生に声をかける様に言っても「声をかけるなんて無理」と。
まぁ確かに、声をかけるのは勇気が要りますわな。
お互い照れ屋だし。
これじゃラチがあかん。
って思った翌日。
なんと彼女がお手紙を書いて来たのです。
イケメン先生に渡してくれと託されました。
彼女は男性に手紙を書くのは初めてらしく、相当勇気をふりしぼって書いたとか。
健気。
つか
こういう時って女性の方が積極的になりますね。
で
リハビリ中に渡したんです。
そしたらイケメン先生
「えっ?えー?」って驚き、
「こんな事ってあるんだ、こんな事ってあるんですねー」って。
それからは毎日メールでやりとりして、2人で食事したり、花火大会も行ったとか。
「花火大会すごく楽しかった」って彼女が嬉しそうに報告してくれました。
良かったね。
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